The Ecological Detectiveについて
R. Hilborn and M. MangelによるThe Ecological Detective:confronting models with data(1997)は統計学の生態学への適用に関する大変優れた著書であり、資源解析分野においても2005年度、2008年度に輪読に使用した。

しかしその中で、この本には非常に誤りが多いことが明らかになった。それも単なるミスプリではなく、誤った数式や記述に基づいた説明が示されている部分がある。中には初学者が見破るのには困難なものがあり、教科書として用いるには致命的といってよい欠点である。

Ecological Detectiveのミスは例えば
www.math.chalmers.se/~haccou/EDerrata.pdf
に示されている。しかし、単純なミスプリがほとんどで、内容にかかわる指摘は少ない。

そこで内容にかかわる部分も含めて気づいた誤りを以下に挙げておく。誤解している部分や必ずしも検討が十分ではないもの、さらにこれら以外の誤りもあると思われる。お気づきの点があればご連絡いただければ幸いである。
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